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音信不通の彼は、人に言えない恋愛でした。

 

今でも思い出す、彼と過ごした日々。

 

過去、と言えば、過去。

 

でも、ふとした瞬間に、イメージの中に蘇る彼。

 

「このシャツ、彼に似合いそうだな」

 

「今日の夕飯、美味しく出来た♪(彼に食べてもらたいな)」

 

「このNZクラフトビール、美味しいな♪(彼も好きだったな)」

 

「Como estas? Muy buena!(スペイン語、彼は堪能だったな)」

 

今日が、2月の最終金曜日だということに、ハッとした。

 

彼の最終出勤日だ。3月から晴れて新しい職場に転職するから。

 

お祝い、一緒にしてあげたかったな。

 

 

 

「好き」だと気づいたのは、私が別れを告げた後で。

 

自己否定と罪悪感でいっぱいで、惹かれる想いを感じないように麻痺させていた。

 

10歳も年下だから。

 

私よりもっと若い子の方がいいでしょ。

 

連れ子がいて結婚を経験している私よりも。

 

真っ白なキャンバスな女の子との方が、幸せになれる。

 

一から別の人と子どもをつくって家族を築いた方が、彼の幸せ。

 

そもそも、私は既婚者なのだから。

 

 

 

最初から「独身」とか「未婚」とか嘘ついて、「年齢」もなかなか伝えられず。

 

だって、10歳も年上のオンナって、どうなの?

 

子どもがいるオンナって、どうなの?

 

全然、自分に自信がありませんでした。

 

野良猫な私は

 

「私たち、友人、プラスたまにセックスしたりデートしたり、しよ?」

 

と、最初から、親密にならないように、彼にハマらないように、境界線を引いて。

 

私はいつか、自分の夢のためにこの場所から離れるかもしれないから。

 

その時に好きで離れなくなっていたら、困る。

 

夫がしたように、また夢を追うことを制限されるのは、嫌だ。

 

そもそも、私は既婚者なのだから。

 

この頃は。

 

今別居中の夫とは、まだ一緒に住んでいて。

 

離れたいと思うだけで、覚悟ができなかったんですね。

 

そんな中でスタートさせてしまった関係だったから。

 

でも、逢瀬を重ねるうちに、お互い、どんどん惹かれあってしまって。

 

娘のことを打ち明けても、全然否定しないどころか、

 

「That's so awesome. You are a sexy mum. (それってめちゃいいじゃん、セクシーママだね」と言ってくれて。

 

娘のことも、興味を持ってたくさん話を聞いてくれました。

 

結果、私の方が重たくなった。

 

ニーズや依存心、もっと愛して欲しい欲求が出てきた。

 

そんな自分が醜くて、恥ずかしくて、キライで。

 

そんな自分を見るのが苦しくて。

 

サヨウナラ、を伝えました。

 

 

 

その後、夫に嘘をつき続ける自分に耐えられなくなって、別居を決意するわけですが。

 

別居後は、思った以上に快適で。笑

 

今の充実した生活があるのも、彼のおかげだな〜と思っています。

 

 

 

I hope someday we'll sit down together

 

And laugh with each other about these days, these days

 

All our troubles, we'll lay to rest and

 

We'll wish we could come back to these days, these days

 

 

 

いつか一緒に座って

 

あの頃のこと、笑って話せる日がくるといいな

 

二人で抱えた問題、葬り去って

 

あの頃に戻れたら

 

 

 

この曲を聴く度、彼との日々を思い出して、涙する。

 

あの頃に戻れたら。

 

そう思う時もあるけど、これで良かったんだ、と思える日もある。

 

彼との思い出を宝箱にしまって。

 

こぼれる涙を拭いて。

 

また歩き出そう。